施工事例

もともとある植栽に花木を少し足して季節ごとの花を楽しみたいというところからスタートしたお話。
時間をかけて打合せを重ね、使い勝手やご家族みなさまのご要望などを取り入れて
お庭を全体的をリフォームさせていただきました。

まずは玄関ポーチから続く和室前の庭。
↓施工前

 

園路はまっすぐなタイルの道から緩やかに曲がる味のある鉄平石の道に。
砂利の色もグレーから温かみのある砂実に変えて柔らかな印象になりました。

アルミのスリット柱で水栓やホース、バケツなどメンテナンス用の機能をさりげなく目隠しし、
水栓はお孫さんたちがこのお庭でよく遊ぶということで手洗い用とホース用２本に。
ピンクとブルーのポップなカラーとかわいらしい花の形のハンドルはお孫さんが選んでくれました。
もともとあったタヌキのオーナメントや古い瓦、絵皿なども新しいお庭になじんでいます。

シンボルツリーはコハウチワカエデ、サブツリーにフジシダレザクラが入り、季節ごとの景を楽しめる庭となっています。

ポーチの形状や庭との高さ関係を変更して使い勝手も改善され、玄関前は盆栽を飾る場所になりました。

奥の勝手口側のお庭は植物を育てるのがお好きなお施主様が挿し木や種まき、株分けなどの
作業をするスペースとなっていました。
↓施工前

これらの楽しみを続けられるようにしながらも少しメリハリのあるお庭になるよう園路でお庭を区切るような形に。
既存の井戸の円形に合わせて園路もそのまわりを廻る円形にし、その円に沿うようにレンガ積のベンチを設けました。

さらに奥へと延びる道で区切られた部分は菜園に。
まわりにはジューンベリーやブルーベリーなど実のなる木を植えてお孫さんたちが野菜や果物の収穫を
楽しみにしてくださっています。

全体の植栽は既存の花潅木がたくさんあったのでそれらを移植するなどして利用し、中高木のみを新しく入れました。
高さのある木が入ったことでバランスがとりやすくなり、既存の植物たちもまた新たな表情を見せてくれています。