植木 植栽 花-神戸の記事一覧 [ 8/12 ]
春を先取り -グリーンテリア 芦屋
2018-01-28
エクステリア&ガーデン グリーンテリア のノナカです。
最強寒波と言われる寒さ。
インフルエンザも大流行中とのことですが、みなさまいかがお過ごしですか。
まだまだしばらくは厳しい寒さが続きそうですが、お花屋さんの中だけは
年が明けてお正月ムードが去る1月半ば頃から一気に春がやってきます。
ラナンキュラス、チューリップ、ヒヤシンス、スイセンなどなど春咲き球根の花がたくさん。
これらの中には香りのよいものも多くて、お店の中にたちこめるよい香りにうっとりします。
ここ数年この時期からよく出回るようになったのが花芽付き球根です。
花つきの球根というべきか、球根つきの花というべきか、、本来土の中にある部分が根っこまで全部ついた状態のもの。
昭和の頃によく見たヒヤシンスの水栽培も近頃また流行中のようですが、写真のムスカリなどは土から彫り上げて
根を洗ってあるようです。
他にはコロンと手のひらにのってしまうようなかわいらしい原種系チューリップもよく見られます。
水栽培と同様に土から栄養をもらうことができないので、次の年に再び咲かせるのはなかなか難しいようですが、
植物の全身の形が見えるその姿は自然造形の美しさが強く感じられ、普通の切花とはまた違った魅力があります。
色も香りも春らしさいっぱいのお花屋さんを見ていると、いっそう春が待ち遠しくなる今日この頃です。
駐車場改修工事 -グリーンテリア芦屋市
2018-01-19
駐車場石張り・タイル壁の外構 -グリーンテリア芦屋市
2017-12-26
クリスマスの植物 -グリーンテリア 芦屋
2017-12-19
エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。
クリスマスを象徴する植物といえばモミやヒイラギなどがありますが、最近注目を集めているのがこちら。
ヤドリギです。
宿木の名のとおり他の木に寄生して養分をもらう寄生植物で、日本の人里でも普通に見られます。
その不思議な生態といい、もじゃもじゃボール状の姿形といい、子どもの頃から
とても興味を惹かれる植物でした。
欧米ではポピュラーなクリスマスの飾りだそうですが、日本でクリスマスと関連付けられるようになったのは
ごく最近になってからではないかと思います。
たいてい大木の上のほうの高~いところにくっついているものなので長年遠目にしか見たことがなく、
ここ数年クリスマスの時期にリースやスワッグ、店舗ディスプレイなど間近で見る機会が多くなったのは
ちょっと驚きと感動です。
寄生という表現はなんとなくマイナスイメージですが、意外にも花言葉は「困難に打ち克つ」。
様々な神話にも登場するなど、冬の寒さの中でも緑を保ち、土のない場所に根を下ろして強く生きる
ヤドリギは昔の人から見ても不思議な魅力のある植物だったのかもしれません。
ノルウェイの森の夏 -グリーンテリア 芦屋
2017-10-03
エクステリア&ガーデン グリーンテリア のノナカです。
いつの間にやらすっかり秋らしくなり気持ちのよい日が続いていますが、緑濃い夏のお話です。
毎年恒例となった神河町でのブルーベリー狩り。
毎回欲張りスケジュールですが、今回は朝ブルーベリーを摘んでから以前にも訪れたススキの名所
砥峰高原を再び訪れました。
夏の草原は秋の風景とはまた違って青々として美しく、ふもとに広がる湿原では様々な植物に出会いました。
ノアザミとツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモンといえば個人的に仕事柄のせいか成虫の姿よりお庭によく出る毛虫のイメージのほうが強い気がします。
ちなみにわりとヴィヴィッドな柄の毛虫ですが毒はないそうです。
チダケサシ
アスチルベの自生種。
和名はチダケというキノコをこの茎に刺して持ち帰ったことに由来するそうです。
まあまあ特殊なシチュエーションに思えるのですが、名前がつくくらいなので
昔はよくあることだったのでしょうか・・・
オオミズゴケ
ミズゴケといえば園芸資材として乾燥したものはよく見ますが、生きているものに出会う機会は
なかなか少ないのではないかと思います。
環境省、兵庫県でレッドリスト入りしています。
カンガレイ(寒枯イ)
名前は「イ」ですがイグサ科ではなくカヤツリグサ科
池に群生する姿はなかなかに印象的でした。
ススキをはじめ屋根材に利用するカヤの伐採地だけにカヤツリグサ科、イネ科など
いわゆるグラス系の仲間が他にもたくさん見られます。
こうして出かけた先で植物観察をしていると、なじみ深いものもあれば知らない植物にもたくさん出会います。
それらを帰宅してから同定するのもまたおでかけの楽しみのひとつ。
こんな仕事をしていて普通の人より少しは植物の名前を多く知っているつもりになるけれど、
私の知っているものなどほんの一部に過ぎないのだと改めて思います。
お客様にⅡ -グリーンテリア芦屋
2017-09-12
いつかの京都 -グリーンテリア 芦屋
2017-09-09
エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。
ずいぶん前の話になりますが、久しぶりに京都を訪れました。
目的地は将軍塚青龍殿。
ガラスの茶室「光庵」の展示で話題になった場所ですが、それとともにここを訪れたかった理由のひとつが
そのすばらしいロケーション。
青龍殿はもともと大正時代に建てられ、3年ほど前に解体処分されるところだったものが移築再建された建物で、
その際に大舞台が新築されたのだそうです。
そんなわけで移築から数年経って木材の色などはピカピカの状態からは落ち着いてきていましたが、
歴史的建造物の多い京都の中では比較的新しい観光地です。
お天気がよい日は京都から大阪のほうまで一望できるということで、史跡らしき建物もたくさん見られたのですが、
残念ながら土地勘がなくてちゃんと分かったのは平安神宮くらいでした。
舞台の基礎部分の構造の模型。
計算されて成り立っているものとはいえすごい張り出し方です・・・
手前のこんもりとした芝の部分が将軍塚で、回遊できる庭園もあります。
お手入れが行き届いているのかどこもスギゴケがモフモフ。
こちらの庭も新しくつくられたものですが、今回は寄れなかった青蓮院のほうには相阿弥や小堀遠州作庭の庭があるそうです。
ちょっと前のおでかけの話でしたが、2016年までといわれて長く延長されてきたガラスの茶室の展示が
とうとう明日で終わりとのことでいまさら思い出してみました。
茶室がなくなってもこれからの季節舞台から望む山の紅葉はさぞかし絶景ではないかと思います。
お客様に -グリーンテリア芦屋
2017-09-07
庭のお手入れ -グリーンテリア 芦屋
2017-06-26
エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。
週間予報は傘マークが多め、ようやく少し梅雨らしくなってきました。
今日は雨のはざまをぬってなんとか外構の着工。
メンテナンスチームも稼動しております。
メンテナンスに関しては春の花がひととおり終わり、木が生い茂る6月頃からお盆くらいまでが
ひとつのピークとなっていますが、入らせていただく時期やサイクルはもちろんお客様によって違います。
大きな木の剪定だけ2~3年に1度という場合もあれば、剪定、芝のお手入れ、除草、薬剤散布、施肥、
季節ごとのお花の植え替え・・・などで2ヶ月に1度くらい定期メンテナンスをさせていただいている
ケースもあります。
立地条件や植栽内容、ライフスタイルなどによりかかる手間も手間をかけられる時間もそれぞれ。
お忙しかったりお手入れが苦手でも緑や花のある暮らしを楽しみたいという方は、
管理の面でプロに頼るというのもひとつの手段かと思います。
定期的にお伺いする中で管理上のお悩み事のご相談をお受けしたり、植物の生長の様子を見せていただけたりと
私たちにとってもお客様とのよいコミュニケーションの機会になっています。
度々書いていますが、エクステリアやお庭は工事完了時がスタートです。
お庭を通してぜひ末永いおつきあいをさせていただけましたらと思います。
先日植え替えさせていただいた花壇。
色やテイストなどリクエストをいただく場合も完全お任せの場合もあり、
私も楽しみながらコーディネートさせていただいています。
神河町の休日 -グリーンテリア 芦屋
2017-06-12
エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。
とある休日、度々このBlogに登場する神河町の友人の農園 Berry’s Farm & Gardenさんを訪れました。
この日オーナーTさんが用意してくれた季節のお楽しみはいちご摘みといちご大福づくり、
並行してブルーベリー園の畝にこぼれ種で出てくるシソを間引いてシソジュースづくりも。
さらに周辺の景色や山の植物観察も毎回の楽しみのひとつです。
神河町で出会った植物を少しご紹介
バイカモ
冷たくて流れている水でしか育たない水草で、兵庫県ではレッドリスト入りしています。
こちらは自生しているものではなくリゾートホテルの庭の流れで大切に育てられているものです。
スイカズラ
日本自生のハニーサックル。
この時期山沿いを走るとそこかしこでたくさん見られます。
マタタビの白い葉
葉が白くなるのは開花期のサイン。
花粉を運ぶ虫たちのための目印なのだそうです。
よく見ていただくと確かに蕾がちらほら
不気味な物体はヒメコウゾの実
この時点ではちょっと気持ち悪くも見えますが、ヒメコウゾはクワの仲間ということで、
これもやがてクワの実のようなつぶつぶに生長してモミジイチゴのようなオレンジ色に熟します。
和紙の原料として知られるコウゾはヒメコウゾの雑種なのだとか。
クサフジ
ゲンゲの話でご紹介した緑肥として田んぼに植えられたものがあぜで繁殖していました。
見た目は少々不恰好ではありますが、摘みたての甘いいちごでつくったいちご大福のお味は格別。
今回も一日しっかり遊び倒して帰ってきたのでした。
次はまたブルーベリーの頃に。