宝塚 外構・庭・駐車場工事の記事一覧
土佐か日向か ‐グリーンテリア 芦屋
2024-03-19
まだまだ風が冷たいですが、日差しはすっかり春。
サクラの開花が待たれる季節となりました。
ちょうど今頃の時期、サクラに先駆けて春を告げる花ヒュウガミズキ(Corylopsis pauciflora)とトサミズキ(Corylopsis spicata)
同属で少し似ていますが、小さな花が2~3個連なるのがヒュウガミズキ(左)、5~8個くらい連なってブドウの房のようになるのがトサミズキ(右)です。
その特徴のとおりヒュウガミズキの種小名 pauciflora は「花が少ない」の意。
個人的にはややコンパクトに育ちやすいヒュウガミズキをよく植栽に入れます。
株立ちの樹形が美しいバランスをつくり、まるい葉の形はよいアクセントになります。
ちなみにトサミズキはその名のとおり高知の山地など四国出身ですが、ヒュウガミズキは日向には自生しないそうでその名の由来は諸説ありながらも謎。
決して派手な花ではありませんが、落葉樹が芽吹く前、まだ他の花の少ない頃にぽつりぽつりと咲く淡い黄色はよく目につき春の訪れの喜びをもたらしてくれます。
2023年外構造園庭工事 -グリーンテリア芦屋
2023-12-01
早くも2023年最終月、12月になりました。
休み前までまだまだ仕事は続きますが、今年もたくさんのよい出会いをいただき、色々な工事をさせていただきました。
ありがとうございます。
ラスト1ヶ月、みなさまに気持ちよく新年を迎えていただけるようきっちり仕事を納めたいと思います!
ちなみに、このたびグリーンテリアのwebサイトが少~しだけ新しくなりました。
どこが?!って思われるかもしれませんが、ちょっと見やすくなっていると思います(^^)
ピンクのスモーク ‐グリーンテリア 芦屋
2023-11-20
こちらはいつかの鳥取県 湖山池ナチュラルガーデン
ポールスミザーさん監修、秋はバラの実や様々な種類のオーナメンタルグラスが美しい庭です。
中でもこの日特に目をひいたのが一番手前、ピンクのかすみのような穂が美しいミューレンベルギア・カピラリス(Muhlenbergia capillaris)
北米出身のネズミガヤの仲間でミューリーグラス、ピンクミューリーなどと呼ばれることもあります。
オーナメンタルグラスやナチュラリスティックガーデンの流行に伴い人気が高まっているようで、パブリックな植栽スペースなどでよく見かけるようになりました。
暑さ寒さに強くこのあたりの平地でも育てやすいのですが、写真のとおりそこそこ大きくなります。
そして、ある程度大株に育てるほうがこの植物のよさ、スモークのような美しさが生きるのではないかと思います。
株が小さいうちもちょろちょろ穂は出ますがまばらでピンクの色も感じにくく、イメージしていたのと違うと感じられるかもしれません。
残念ながら花期はあまり長くなく、穂の上がっていない時期は雑草みたいと言われてしまうこともありますが、常緑でまさにオーナメンタルな草姿もまた魅力のひとつ。
そんなわけで植え場所など検討は必要ですが、花の少ない時期に彩を添え、他の植物とは一風変わった趣を醸し出してくれる注目のグラスです。
完結 ‐グリーンテリア 芦屋
2023-10-03
郷里高知県出身の植物学者、牧野富太郎博士がモデルとなった朝ドラ「らんまん」が完結となりました。
フィクションながらも日本の植物学の黎明期にまつわる様々なエピソードは史実にある程度基づいていてとても興味深く、
物語としても全編通して静かながらも泣けたり笑ったり心揺さぶられる美しいストーリー。
印象的ですてきなカットや台詞がたくさんありました。
地元高知の盛り上がりはもちろん、植物採集や講演などで日本全国にその足跡が残っていることから
各地の様々な施設やメディアで特集が組まれ、植物園ブームも起こり、
道端の草花に目をとめるようになったというような声もよく聞かれます。
そういった流れも含めてこの半年間とても楽しませていただきました。
こういった先人の皆様の悲喜交々の先、今日ではスマホをかざすだけで植物名が分かってしまうすごい世の中となりました。
名前を知るとその植物に対する認識はきっと以前とは違ったものになるでしょうし、そこから得られる情報もまた広がります。
これらが一過性のもので終わることなく、引き続き多くの人が植物にそして高知にも興味を持ってくれるといいなと思います。
2023年の営業を開始しました ‐グリーンテリア 芦屋
2023-01-05
荒地の盗人 ‐グリーンテリア 芦屋
2021-10-29
物騒なタイトルとなってしまいましたが…
この時期、現場で起こりがちな事象
ワンちゃんのお散歩や公園で遊んだあとなどに同様の体験がおありの方もおられるのではと思います。
この小さな枝豆のような三角の集まりはアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)という草の実。
いわゆるくっつき虫の中でも細かくてくっつく力が強いやっかいなやつのひとつです。
ひどいときは職人さんの作業着全身にびっしりなんてことも。
人や動物にくっついて遠くまで運んでもらい仲間を増やす彼らの生存戦略なわけですが、
何かを盗るわけではないので「ヌスビト」の名はいまいちしっくりこない気がします。
この実がつく前に咲くピンクの花はハギに似て意外とかわいらしく、こんな花植えてたかしら
と雑草と気付かずにお庭で大切に育ててしまうケースがよくみられます。
私が子供の頃はヤエムグラやオナモミなどくっつき虫で服に絵や文字を描いて遊んだりしたもので、
かわいいお花を観賞して子供さんとくっつき虫遊びを楽しみたいという方は育ててみるのもありでしょう。
ただ、知らずに育ててしまった場合はデリケートなニットや毛足の長いペットにくっつくとなかなか後が大変。
繁殖を避けたい場合は
ご自宅のお庭で植えた覚えのないハギのような花を見つけたら花が終わらないうちに撤去して実をつけさせないこと。
外出先でくっついてきたらお庭の中で落とさないように処分すること。
以上が鉄則です。
そんなわけで、襲い来るくっつき虫に怯むことなくグリーンテリアは本日も元気に稼働中です。
日陰の庭のその後 -グリーンテリア 芦屋
2021-09-07
昨年工事させていただいたお庭
レンガの花台のあるシェードガーデン
久しぶりに訪問させていただいたら植物が想像以上に生長し、劇的に美しくなっていました。
アナベル以外のアジサイはもともと植えられていたもの。
お住まいになってからほとんど咲いたことがなかったそうですが、工事の際に植え場所を変えたことで日当たりが改善され
たくさんの花をつけていました。
他にも春にはあれもこれも咲いてかわいかった…など施主さまがひとつひとつ様子を教えてくださり、
とても大切にお庭を育て、楽しんでくださっていることが感じられて私たちもうれしくなったのでした。
和モダンの植栽 ‐グリーンテリア 芦屋
2021-04-08
つい先日、春の陽気の中での植栽工事。
シンボルツリーの植替えをはじめ、玄関まわりの植栽を新しくさせていただきました。
中でもこちらの花壇はトクサがぎっしり。
生育が大変旺盛なトクサは地下茎を伸ばし、どこまでも広がっていきます。
こちらのお宅では囲われたスペースに植えられていたので広がる範囲は制限されていましたが、
理想としてはもう少し奥ゆかしく点々と生えるようなイメージだったとのこと。
そんなわけで今回はトクサを撤去。
「和風」「モダン」のテイストは保ちつつ、大小の石を使って間をもたせ、
ひとつひとつの植物の形が映えるようイメージチェンジさせていただきました。
植物がめまぐるしく成長するこの時期は植栽工事の効果も顕著です。
シンボルツリーのイロハモミジはすでに芽吹いて葉が開き始めており、間もなく美しい青モミジが楽しめそうです。
春休み中のお子様たちも「木をもう少しこっちに傾けて…」という感じでいっしょに監督して、
仕上がりを大変喜んでくださりました。
休日の過ごし方 ‐グリーンテリア 芦屋
2020-04-09
とうとう兵庫県は緊急事態宣言の対象地域となりました。
今後さらに家で過ごす時間は増えそうです。
アメリカではペンキの売れ行きがよいという話もあり、この機会にDIYに挑戦する人もいるようです。
確かに日頃お忙しい方にとっては在宅の時間が増えることで古くなった部分や使い勝手が悪い部分が気になったりと
腰を据えてじっくり家のことを考える機会となっているのかもしれません。
この時間を細かい部分や大掛かりになる掃除、模様替え、不要なものをまとめて処分したり、
何かを手づくりしてみたり、住空間を快適に整える機会にするものひとつの過ごし方かと思います。
(じゃあ資材を買い出しに・・とか言って外出してしまうと本末転倒ですが・・・)
気兼ねなく出かけられる日が待ち遠しいですがここはじっと我慢の時で、せめてみなさまの家での時間が庭や植物によって
より快適で豊かなものになっていたらと思います。
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現在のところグリーンテリアは通常どおり営業しております。
要で急なご用件でお困りの方はご連絡いただけましたらと思いますし、不急のご相談でご来店はしづらいという方は
まずはメール、お電話などいただけましたら可能な範囲でお答えさせていただきます。
営業形態を臨時に変更させていただくような場合はまたこちらでお知らせさせていただきます。
何卒よろしくお願い申しあげます。
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花のたより -グリーンテリア 芦屋
2020-03-03
エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。
人間の騒ぎとは関係なく季節は進んでいます。
芦屋市内では早くもコバノミツバツツジが咲いている場所があるそうで、
近所のサンシュユは満開になっていました。
明るい黄色はまだ色の少ない景色の中でひときわ目立ちます。
なかなかお出かけもままならぬ状況ではありますが、まさに三寒四温で日々刻々と景色が変わってゆくこの時期、
みなさまもお庭や身近な場所で時に頭上の木を見上げてみたり、足元の小さな草花に注目してみてはいかがでしょうか。
ヒトの免疫機能は精神状態にも左右されるといわれます。
身を守るための注意を払いつつも過剰に不安にならないように、冷静に、心穏やかに、
少しでもハッピーな気持ちで毎日を過ごすことができたらいいなと思います。