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阪神間エクステリア -グリーンテリア 芦屋

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

先日、御影の蘇州園にて開催されたメーカーさんのセミナーに参加させていただきました。
御影といえば阪神間モダニズムの頃に建てられた誰もが知っているような大企業の一族のお屋敷が点在する地域。
現在は結婚式場となっている蘇州園もそんなお屋敷として建てられた阪神間モダニズム建築のひとつです。
庭もきれいに整備されており、同じ業界の方の集まりとあってみなさん興味深そうに建物や庭を見ておられました。

東京から来られた参加者の方が、御影の駅に降りたら駅が黒い御影石でできていたりするのかなと思った
と言われていましたが、なるほど確かに御影石といえばなんとなく墓石のグレーや黒をイメージするかもしれません。
私もこちらに住むようになって知ったのですが、本御影と呼ばれる石はベージュっぽい花崗岩、いわゆる桜御影です。

エリア的には本御影とは呼ばれなくても芦屋や西宮あたりでも工事をしていると現場でそんな
ベージュの花崗岩が出てくることがあります。
蘇州園の外周もそうですが、阪神間にはそんな桜御影の石積みが古いものから新しいものまで多く見られます。
巨大な石は動かすのが困難でそのまま門柱や土留、景石などとして使われているケースもあります。
こちらに来たばかりの頃、そのような石積の建物や塀のある風景がとても美しく印象的に感じられ、
当時通っていた専門学校の卒業設計に桜御影の玉石積の大きな壁を取り入れました。
今でもとても好きな阪神間の風景です。

工事で出た石はそのまま捨てられることも多いと思いますが、その地で採れるものを無駄にせずに生かし、
それによってその地ならではの美しい景観がつくられ、住む人や訪れる人がその地の歴史や地理に思いを馳せる・・・
私たちの仕事もそういうふうにあることができたらいいなと思います。

ちなみに、現在では稀少な本御影の板石を張らせていただいたお庭がこちら↓↓↓
                              水車と流れの庭
ご興味のある方はグリーンテリアまで(^^)

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